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2018年4月18日水曜日

【スパロボX】スーパーロボット大戦X 感想その1
















スーパーロボット大戦Xを完全クリアしました。(0418時点で確認されている隠し要素全て&シナリオチャートコンプリート)
まとまりのない文章にはなりますが、まずは新規参戦組の評価から。ワタルだけは今回全話通して視聴しなかったのでお蔵入りとします。他所様に習って良いところは◯、物申すところは△で。


・ガンダム Gのレコンギスタ
◯パッと見て掴みどころが難しいベルリの人柄はひたすら真っ直ぐ、元気(のG)の象徴という表現が為された。シャアとの会話が微笑ましい。最近は何かと主題歌の歌詞に掛けたりするテキスト作りが目立つけど自分はお気に入り。
◯ヘルメスの薔薇は宇宙世紀技術貯蔵庫になり、敵味方問わずあれやこれやMSのバーゲンセール状態に。UC機体もユニバーサルスタンダード規格なので乗り換え遊びも捗る。Hi-νやナイチンゲールはこの辺のおかげだろうし制作コストも削減出来て一石二鳥。
◯PV公開時点で心配されていた機体数も、主要人物の乗機は最低限抑えられていた。今回出せなかった機体や武装は再参戦で希望が持てるでしょう、ガンダム作品だしチャンスはあるはず。
◯予てから期待されていたマスク部隊の自軍入りに加え、ロックパイやキア隊長もリギルド・センチュリー世界に帰るまでは、ということで仲間になってくれる。平行世界転移がマンネリとは言われるが、ここは有効活用したところ。
△ベルリとアイーダ両者の根幹とも言えるカーヒル大尉とデレンセン教官殿の撃墜シーンは言及されるのみに収まった。ビジュアルも無しで原作未視聴のユーザーはイメージも沸かないのでモノローグ形式で語っても良かったんじゃとは思う。
△ジット団のクンは乗機がα・アジールに差し替え、チッカラに至っては存在そのものが抹消されるという由々しき事態。クンはカレンとの兼役もあるので、この二人は元から出す予定はなかった説が濃厚か。
△ウィルミット長官やスルガン提督も登場せず。この辺りは親子という要素も含めで再参戦したときに上手く扱われそうだけど。

・バディ・コンプレックス
◯青葉とディオ、互いの内面描写を重視する&スパロボという全50話以上の長い期間が活かされてバディとしての絆がより深まっていた。別れのシーンも違和感なく終えられた。
◯エフゲニーの復讐にエンブリヲ打倒、というもう一つの目的が作られた。結果的にスケールが拡大し、それに伴いビゾンが加入というサプライズも(簡素ではあったがヒナとの和解もGOOD)。時間の環…もといタイムパラドックスの要素は今後参戦しても美味しい材料であることは間違いない。
△70年後世界ではなくアル・ワースが舞台なので、青葉が元の時代を語ったりディオの家族周りはカット。ディオが妹繋がりで多少会話に出すくらい。元の世界観はシンプルだし、バディコンの要はカップリング・システムなのでそこまで気にはならなかったが。
△シグナスの乗組員の何人かに言えるけど、原作で出番が多々あったまゆかはボイスが無かったり青葉へのケアが少なかったり(ベルリとか他作品のキャラが絡んでるのは美味しかったけど)とやや不遇。
△自軍加入後のビゾンは自身の姿勢やスタンドアローンモードという設定上仕方ないのだけれど武装があまりにも寂しい(単体でのコンビネーション系攻撃も無しとは…)。もう少しサービスしてくれても…

・ふしぎの海のナディア
◯アル・ワースというオリジナル世界を舞台に置きながら、そこに原作世界&設定を直接落とし込むことでシナリオの再現度は高いものになった。当然アル・ワースに点在している作品世界とも設定レベルのクロスオーバーが多くなり存在感は大きい。
◯戦闘要員のN-ノーチラス乗組員とガーゴイルは勿論、インターミッションのみ登場のジャンとナディアにもちゃんと音声収録がされていた。(超合金魂にボイスが内蔵されていた&スパロボ参戦もあり声が撮れた、の発言から確信してたけど)グラタン搭乗時に台詞があれば~というのは贅沢か。
◯ノーチラス沈没後というナディア一番のナーバス期からスタートが幸いして、他作品キャラ(特にアンジュ)とのクロスオーバーで早期から人として伸びていく。スパロボらしい成長物語。
△「ナディアに対するジャン」の存在感がやや薄め。ノーチラス沈没以前が未再現なので説得力の問題なのだろうが、島篇のワンシーンは二人…もといナディアのヒロインとしての魅力が詰まった場面だったので残念。今作ではインターミッションでの場面再現が進化しているだけに尚更。
△N-ノーチラス始動シーンは全カット。今作では作品同士を極力早めに合流させることを主にシナリオが作られている節があるので、原作の「タメ」が効いてこそのこの場面は活かしにくいと判断されたのか。前作ではヤマト出撃シーンが丁寧に描かれていただけに個人的にここは期待大だった。ヤマトに対するN-ノーチラス、というのは非常に重要な要素なので、Vも遊んだ人には是非原作のN-ノーチラスを見てもらいたい。
△バベルの光もカット。しもべの星を据える事自体はそこまで難しいことではないだろうと踏んでいたので(この辺りゲーム中のテキスト細かく読んでなかったかもしれない)、ネオアトランの最終兵器とも言えるバベルの光がオミットされていたことに驚いた。戦闘アニメーションの都合というのはここまで響いてしまうものなのか…



後はシナリオ全体の評価と、ゲームとしての評価をやっていこうと思います。

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