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2019年8月25日日曜日

【スパロボDD】リリース開始直後の雑感

なにゆえかやや前倒しでリリースされたスパロボDD、果たしてその内容は?

ディーダリオンを限界育成しEXステージをオート周回しながらゲームをやってて思ったことをカキカキしていってます。



○読み物としては中々の好感触
ヴァイオレンスな雰囲気漂うワールド1、度重なる争いで疲弊の色が濃いワールド2、平行世界と陣営の探り合いが特徴のワールド3、ラインナップの新鮮さが最大の魅力のワールド4と、参戦作品だけでなくそれぞれのシナリオの差別化が良く出来てる。多くの作品世界が混在するのがスパロボの魅力とはいえこうしたコンパクトさもまた乙なもの。後日実装のシナリオでは各ワールドの統合(世界観なのかキャラクターなのかはまだ不明)も図られているそうなので期待してもいいでしょう。
ディーダリオン&メグに関して、大まかな流れは全ルート共通だけど自軍との立ち位置の違いや同行するサブキャラクターが入れ替わっていたりと、ユーザーにワールド間を行き来させて繰り返し見せていることはちゃんと意識してるようで評価はまあまあ。デビルマンと相性良さ気なのが印象的だったかな。
読み物としては優秀な反面、前情報通り版権BGMはオミット(βテストで1曲確認されたけど未実装の模様)、イベント時を除いて特殊戦闘台詞は一切なしとやはり遊んでいる間の盛り上がりに欠けているのが個人的には非常に残念。

○新たな「長期シリーズ」としての展望
殆どの作品が原作最序盤からシナリオ再現を行うことで話題になっていたけど、現時点で実装されているステージの話の進み具合から、過去作の懐かしさや再定義という意味の他にも、リリース開始から長い期間を掛けてストーリーを完結させるという意志が強いように見られました。
開始前の「直近のスパロボにも出た作品は扱いを変えていく」という公式の発言もあって、DD参戦中の作品は今後原作終了後の参戦になったり参戦が見送られたりと、運営期間中はコンシューマー側の参戦作品の待遇や選定にも影響が出てくると予想します。(逆に作品を被らせることでコンシューマーに誘導しようという意図が見えてくるかも?)

△機体は使える(使えるとは)
ここからはアプリゲームとしてのお話、ストーリーの進行度でパイロットと機体が加入していきますがぶっちゃけ強力なアビリティや必殺技を持つユニットパーツがないデフォルトの状態では戦力にならず到底出撃出来るものではないです。
まあ元来ソーシャルゲームのガチャ制度は個々のキャラクターを餌に(っていうと聞こえは悪いですが)どれだけ投資させるかが目的なので、X、Tの感想のTacPシステムの項で述べたような、お気に入りの作品に割り振るような主流の遊び方とは完全に異なるスパロボなのでそこを割り切れるかどうかは最大の分岐点。せっかく好きな作品が参戦してるのにィィーッという気持ちは痛いほどわかりますが(かくいう自分もビルバインもレイズナーも引けてないんだよなぁ!?)、引けたらラッキー程度に考えれば精神的にもラクだと思います。

△課金しても強くなれない?
自軍の強化はユニットパーツ、パイロット育成、機体改造の大きく3つに分かれています。回数制限のある改造>>>無料周回出来るユニットパーツ、と当然のように入手しやすいもの程強化の度合いは薄め。各曜日毎の機体改造ステージが肝になりそうで、無料の三回以上は追加で課金が必要。一見理に適った構造にも見えますが、強化の為に赴くステージ自体も結構な難易度の段階を踏まなければならないので、ふんだんに投資したからといってすぐに強くなれるシステムでもない=投資に見合わないのがユーザー間では指摘されているようです。売上という面では頑張って欲しい今作なので、運営サイドがどう動くかは気になるところ。



こんなところでしょうか。「手軽に遊べるスパロボ」がコンセプトの本作ですが、何をもって「スパロボ」を「スパロボ」たらしめるのか一度考えてみる良い機会かもしれません。

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