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2019年7月17日水曜日

スパロボ次回作は「エーアイ・さざなみ共同開発の3Dスパロボ」である

常々言われていますが、アルファベットも沢山使ってきましたねえ。

(いきなり大きく出たなぁお前…)

去年書き上げた「新作スパロボ予想」について、新たに発売&発表されたスパロボTとスパロボDD、そしてスパロボを取り巻く現状やブロガーさんフォロワーさんの意見等諸々を踏まえた上で改めて書き記したいと思います。それではいってみましょう。



アニメの放映に合わせてリリースされた作品。しかしてその実態は…?
  • 「フルメタル・パニック!戦うフー・デアーズ・ウィンズ」の存在

2018年PS4用ソフトとしてリリースされたフルメタのゲーム。売り文句では本家スパロボでお馴染み株式会社B.B.スタジオが開発とのことだったのが、フタを開けてみれば任天堂携帯機のスパロボをプロデュースした宇田プロデューサーの指揮の元、株式会社エーアイと株式会社さざなみのスタッフによる共同開発でもあることが判明。スパロボ総本山の寺田プロデューサーに「スタッフの中で一番スパロボに詳しい」と折り紙付きの言葉も頂いている宇田P、バンダイのプラモデルやアニメとの連動企画とはいえ、多くのスパロボスタッフと共に単独IPのキャラゲーを手掛けるのは何か理由が…?そう、このゲームこそスパロボ次回作の布石だと自分は考えました。事実ゲーム本編中のグラフィックやサウンドの多くは現行のスパロボから流用したものが多く含まれており、3Dマップの戦闘画面はかつてのさざなみスパロボを彷彿とさせるもの。フルメタ以外の作品をコンバート出来る下地は完成していると言っていいでしょう。


既存も新規もグラフィックモデルの宝庫。これを使わない手はない!

  • 「スーパーロボット大戦X-Ω」の存在

「じゃあ他作品の3DグラフィックはスパロボOEから持ってくるの?最近のスパロボはアニメ作るの大変だから既存作品や流用が多くなりそうだなぁ…」いやいや新しいのが沢山あるじゃないですか、スーパーロボット大戦X-Ωに!
これまでのスパロボでは考えられなかった作品の参戦で度々話題になるクロスオメガ、通称スパクロ。しかしコンシューマーに参戦出来る人気とスペックを持ち合わせていながらも、短編シナリオのスパクロ「止まり」になってしまっている作品も多い現状。つまりこうすることで「コンシューマー未参戦」「戦闘アニメーションの負担」という2つの課題を一度に解決出来るワケです。明言こそされていませんが、サービス途中に追加された戦闘アニメーションから推測するにそのグラフィックはさざなみ製と見て間違いないでしょう。
近年の版権スパロボであるV・X・Tの三部作はZシリーズのエンジンを引き継いでおり、3Dマップやバストアップのグラフィックが復活したとはいえ、連投・復帰した作品の多くは熱心なスパロボユーザーにとっては全体的に既視感が拭えないものでした。本作が実現すれば、作品のチョイスでも久々の3Dというビジュアル面においても新鮮さをウリに出来ると思います。


先行プレイも応募しましたが落選…ワールド4を早く遊ばせろぉー!

  • 「スーパーロボット大戦DD」の存在

オリジナルのスパロボを踏襲しつつもスパクロに次ぐ新たなラインとして登場し、今年夏のリリースを予定しているスパロボDD、開発指揮はレッドプロデューサーが執ることになりましたが、そのグラフィックはかつての3DSスパロボつまりエーアイ製に近いものと分かります。じゃあ結局スパクロ=さざなみ・DD=エーアイで割り当てられているだけなのでは…とも思えますが、そもそもスパクロが絶賛サービス期間中にフルメタがリリースされ人員を割いていることと、現状宇田Pの姿が見えないことと、株式会社エーアイがグラフィックデザイナーの募集を行っていた(2018年5月)ことから、やはりコンシューマのスパロボが水面下で動いているものと考えています。
無料アプリであることや、多くの作品を1から原作再現するスタンスを見るにDDは新規層の獲得がコンセプトとも取れますが、実際は選べるワールドを「過去のスパロボタイトル単位」で区切っていたり、新規参戦群もスパロボユーザーの多くが予てから予想していた鉄血のオルフェンズやヴァルヴレイヴ、サプライズと見せてマジンガーZの原作者や外部出演と「繋がり」の深い作品であるデビルマンだったり、本質的には直近のコンシューマータイトルであるスパロボTと同じく「スパロボ世代」を狙った作りであると見ています。これはパッケージ売りとは違い、いかにお金を落とさせるかも考えてのハズなので投資が見込める層を狙うのは当然といえば当然でしょう。つまり今後の作品チョイスという観点では一度その「世代」から切り離した未参戦作品、別ジャンル作品なども多数取り揃える必要があり、それは王道作品で固めた本家B.B.スタジオよりもエーアイさざなみの路線が相応しく、それが今現実的に可能な手段として改めて新たな3Dスパロボ論を挙げたワケです。


台北ゲームショウのステージではお客さんが鮨詰め状態。
凱&舞人役の檜山修之さんの生アフレコやクイズも盛り上がりを見せていました。

  • スパロボの海外進出について

2017年発売のスパロボVは版権シリーズとしてはアジア圏への初の国外進出を果たしており、現地でのロボット文化の浸透やゲームの完成度が功を奏した結果売上総数50万本越えという大ヒットを達成しました。国内での売上が約25万本なので海外では同等かそれ以上に売れている計算になります。さらにスパロボTの初動売上はスパロボVをも上回りトップに輝いたとのこと。全体で見れば大躍進ですね。そんなスパロボTの参戦作品は国内で見れば全体的に古い作品が多いものの、現地の権利や文化上アニメの放映や配信にタイムラグのある海外では新しいとされるものもあり、売上好調の理由はスパロボユーザー向けの懐かしい作品が向こうの需要とマッチした結果と言えます。そんな中でスパクロ上がりの新しい年代や別ジャンルで固めるのは、見込める売上を考えれば恐らく難しいでしょう。
しかし海外ではキャラクターゲームとしての評価は上々な反面、戦略を駆使して攻略するシミュレーションRPGとしては低い評価を付けられている一面も見受けられます。良くも悪くも大雑把に遊べるスタイルで確立・継続しているのがスパロボなので、今後より広い範囲に進出していくのならば向き合わなければいけない問題かもしれません。よって作品の需要とは別に、かつてのGC路線やスクランブルコマンダーといった3Dスパロボが掲げた「異なるゲーム性の開拓」という面ではリリースする意義は充分にあると思います。戦うフー・デアーズ・ウィンズが「実験」と述べる理由は正にコレです。(異なるゲーム性~というのは某ブロガーさんより以前頂いたものです。貴重なご意見ありがとうございます。)




  • 今後のスパロボのリリースは?

他のラインも含めて予想を立ててみました。太字で書いてあるものが筆者の推測です。

・B.B.スタジオ:全ての大元。V・X・Tの三部作が終了(2019年3月)、スパロボ30周年のアニバーサリーイヤー(2021年4月~2022年3月)にコンシューマースパロボをリリース。
・エーアイ:DDの開発&運営。(2019年夏頃配信予定)
・さざなみ:セガと共同でスパクロの開発&運営。
・トーセ:第3次OGを開発中。音沙汰なしの現状を見るにアニバーサリーイヤーにリリース。

B.B.スタジオは連投&連作だったのもあり息を潜め、シリーズ完結と予想される3OG(仮)も相応の規模で出してくるハズです。来年2月には台北ゲームショウがあることも踏まえて、コンシューマー最新作とアニバーサリーイヤーの間の年である2020年の春頃には何かしらの新作スパロボがリリースされる可能性が高いです。毎度よろしく年末の生スパロボチャンネルは要チェックということで。


この文字列が出るたびに多分身体からいろんなモン出てます。マジで。

  • 終わりに…ズバリ!参戦作品は?
それなりにロボットアニメをかじっている身としてアレコレ妄想は組み立てていますが、この形態なら出れそう(出て下さい、いや出ろ)というヤツだけほんの少し置いておきます。

――※注意!!――
ここからは筆者の希望願望入り混じりになります。何卒ご理解下さい。


・フルメタル・パニック!戦うフー・デアーズ・ウィンズ
まずは大元のゲームから、というかもうゲームタイトルそのままで新規参戦。アニメ最新作名義だと難しいから丁度いいのではないかと。3Z、Vと扱いはそれなりに大きかったけど果たしてどうなるか。アルが話せる仲の人物(?)が多くなりそうな下記ラインナップです。

・機動戦士ガンダムNT & コードギアス 復活のルルーシュ
サンライズ&バンダイの主力IP最新作が本格参戦。短編で拡大解釈が効き作中テーマも他と噛み合う…と既にスパロボ内定超濃厚な二作はなんとスパクロに参戦しているではありませんか、というわけで素材を拝借。

・アイドルマスター XENOGLASSIA
スパクロのサプライズ参戦で驚きの声多数のゼノグラシア。バンダイナムコゲームスとしてもかなり扱いの大きいIPなので、新規層の獲得や原作への誘導に一役買ってくれるハズ。未知との遭遇やロボットとの絆を描いた作品。

・蒼穹のファフナー EXODUS
最新作THE BEYONDの公開で今を時めく長期シリーズから新規参戦。前シリーズがスパロボで大々的に取り上げられ、原作側にかつてのスパロボを意識したかのような描写も入ってたりと参戦の意義は双方強いがバンダイのアプローチが弱め。膨大な戦闘アニメーションも他作品の負担軽減でカバー。人類同士の戦争の他「異なる種との対話」の要素は上記のゼノグラシアとも相性が良さげ?

・蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
超技術を搭載した軍艦が海上で戦うアニメ。一種の戦艦orサプライズ枠。詳しくはサイト内の特集記事を読んでいただければ。潜水艦が同席出来るフルメタ、未知の存在繋がりでゼノグラやファフナーとも良相性。あと「蒼穹作戦」と「蒼き鋼」って良い感じじゃないですか。どうですか。

・勇者警察ジェイデッカー
勇者シリーズの中でも「人とロボット」を重点に置いた作品を新規参戦枠に。今年発表ならギリギリアニバーサリーイヤーに食い込めてかつ「異なる種」のドラマはやはり上記作品とも相性抜群…ってこりゃあ流石にくどいですかね?

・機動警察パトレイバー
警察のロボットが出るならってことでジェイデッカーと合わせてOE以来?むしろ初の本格参戦。スペックの低さが戦略性の異なるゲームとスケールのインフレに対応出来るか。

・ゾイドシリーズ
ゾイド最新作の放映(自体は終了しましたが)と合わせて復活参戦。OEはその販売形態故か購入できない代物になってしまったので初代あたりが狙い目か。機械生命体という点で上記作品と以下略。


などなど…スパクロから持ってくる、持ってこれると考えると結構夢が広がりますね。自分はシナリオの相性なんかで参戦作品を組む人間ですが、他にもゴジラやスーパー戦隊なんかの特撮作品の本格参戦にも挑戦して欲しいトコロです。





という訳で、それまで(とこれから)のリリースの間隔(の過程)もあって、次のスパロボがどういうものなのかが今が一番気になる時期だったので自分の中にあるものを整理整頓してみました。やっぱり全然違うゲームが出るんじゃないか?それとも本当にそんなスパロボが出るのか?果たして結果は!?読んでいただきありがとうございました。

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