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2019年1月3日木曜日

「蒼き鋼のアルペジオ」はスーパーロボット大戦に参戦するか?

キャッチコピーは「少女たちが世界を滅ぼす…」

2016年に現れた「艦これアーケード」の影響で艦船の世界を少しばかり覗いた自分が「スパロボと艦これが好きなら間違いなく見るべき」と強く勧められ、2018年に視聴したアニメ「蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-」、今ではいの一番にアンケートの参戦希望欄に書き殴る作品となったわけで、ツイッターでもしつこく参戦のこじつk可能性を述べている現状。そこで改めて「そのアニメのどこらへんがスパロボにビッタなんだ」というのをいくらか書き記しておこうと思います。少しだけネタバレにはなりますので、許容出来る方はどうぞ。




敵であるはずの霧の艦隊イ-401こと「イオナ」、群像に従うこと…それが唯一つ自分に下された命令と彼女は語る。

2039年、温暖化による海面上昇が起きた世界に突如「霧の艦隊(以下、霧)」と呼ばれる謎の戦力が現れ、人類側はその圧倒的な力の前に大敗北。海域を封鎖され疲弊の一途を辿る中、士官学校生徒の「千早群像」の前に敵であるはず霧の潜水艦「イ-401」が現れ、そのメンタルモデル(ヒトの姿を模した船のAI)である「イオナ」と出会い、海を取り戻す為霧と戦う…というのが大まかな流れになります。



禍々しい紋様が印象的な「霧」の船、その圧倒的な強さは現代科学の比ではない。

「霧」はその見た目こそ旧時代の軍艦なものの、並大抵の火力では打ち破れない防御壁「クラインフィールド」や、対象を空間ごと削り取る侵食魚雷や稲妻を落とす遠隔ビット、更にはヤマトの波動砲を彷彿とさせる超重力砲といったスーパーロボットも顔負けの超テクノロジーで襲いかかってくる、対してイオナは潜水艦故に数少ない装備と群像という「ヒトの知恵」を武器に立ち向かう。
もはや海戦という枠には収まらないこのオーバースペックっぷりが、スパロボで活躍出来そうと思うファーストインプレッションだったワケです。



人類は淘汰されるべき「敵」?それとも共に歩むべき「味方」?霧の本当の目的とは…

霧は「アドミラリティ・コード」という天の声のようなものにより「人類の海域進出を許さない」という大きな命令が下されており、それに従って群像達人類に襲いかかるのですが、戦いの中で群像という「ヒト」と接触することで「ヒト」を学ぼうとし、様々な行動を取り始めます。そういったメンタルモデル達の変化を目の当たりにした群像達は、次第に人類と霧の共存の道を探すようになります。
ここで重要なのは「人間とAIのSFストーリー」「未知の種族との共存」をテーマにしているということ。近年のスーパーロボット大戦を追っているユーザーの方なら、この要素がシナリオ面で親和性が高いことにはピンと来るでしょう。



内容はTV版12話と劇場2作品。スパロボの「アツい展開」が好きな人には間違いなくオススメ!

他にも本編の見所は沢山紹介したいのですが、物語の大きな展開や核心に触れてしまうため割愛します。近頃のスパロボでは「ヤマト」「ナディア」「ハーロック」といった艦戦モノ…つまり「ロボットじゃない枠」がすっかり浸透してきたのもありますが、アルペジオは「艦これ」や「アズールレーン」といったアニメ・ゲーム界隈でも有名な「美少女系」「艦船擬人化コンテンツ」の始祖にあたる作品であり、ロボット以外のジャンルへのアプローチという面では充分なスペックを持っている作品と考えています。制作スタッフの「海戦が主ではあるが、スパロボ等の外部出演が来てもいいように設定を考えている」という発言も参戦を予感させる後押しになっています。2015年に公開された劇場版が最後のアニメーション作品ですが、それとは別に原作漫画は現在連載中と商業観点でも「希望は」あると言えるでしょう。スパロボの性質上最低限原作に準じるストーリーにする必要はあるので、他作品を巻き込みながらも海戦を余儀なくされるのが難しいところでしょうか。バンダイチャンネル、Dアニメストア、Netflixといった各動画配信サービスでも月額見放題に設定されているのが殆どなので視聴しやすい環境なのも良いところです。以上、作品紹介含めスパロボ参戦希望論でした。

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